株式会社 大川石材は、「庵治石」の採石される、香川県高松市牟礼町にあります。地元石材だからこそ対応力には自信があり、細目35種類、中細目3種類、中目6種類を扱っております。
中でも特に『庵治石細目(最上級0番)』『庵治石中目(最上級材A)』は、気品漂う石目の美しさはもちろんのこと、安定供給・アフターサービス・長尺・大型墓石の対応など、総合的評価でおすすめしております。
庵治石は加工が非常に難しいのですが、長年培った経験と工夫により、最高の仕上がりでの庵治石の墓石をご提供いたします。
「大切なご先祖様に最高の供養をしたい…」永く代を重ね、手を合わせていくお墓は、子孫がつながり続ける“源”です。
墓石には、“石”以上の意味があります。だからこそ、「実」と「美」を備えている庵治石をおすすめしています。
香川県高松市の東に位置する牟礼町と庵治町は、穏やかな瀬戸内の海に囲まれた町です。両町にまたがりそびえる霊峰五剣山の麓で、銘石「庵治石」の採掘及び加工が行われています。
庵治石が広く全国で、また歴史的にも長く用いられてきたことには理由があります。
ここでは、庵治石の特徴を6つにまとめてご紹介いたします。
数ある花崗岩の中でも庵治石 細目(あじいし こまめ)は石目が細かく、また青みのある深いグレーであることから大変品の良い美しさがあります。
「斑が浮く」という現象は庵治石の最大の特徴で、奥行きを感じさせ、二重絣やたなびく雲、舞い落ちた桜の花びらに例えられます。
源平合戦の時に屋島の神仏が桜の吹雪を舞い散らせ、その桜が庵治石に斑として美しく花咲いているという伝承も残っています。
地学上は黒雲母の集合体といわれますが、この模様を形成した理由は、現在も謎です。
中生代白亜紀頃(約8000万年前)に形成された比較的新しい花崗岩です。そのため時間経過による劣化が少ない傾向があります。
また、鉱物の結晶の結合が強く緻密なため、水晶と同じ硬度を持ちます。
とても硬い石なので、加工には手間と時間が必要です。だからこそ、細かな細工や彫刻に適し、彫られた文字なども良く映えます。
結晶の結合が強く緻密なため吸水率が低いため、風化に強く、また変色や艶落ちなどの経年変化が少ない特徴を備えています。
更に、良質な庵治石は黒雲母に含まれる鉄分が極めて少ないため、年月の経過による赤茶色になるなどの変色や艶落ちが少ないことも特徴です。
庵治石自体が希少である説明と、種類があるという説明を足す?
「庵治石細目最上級材0番」は大変希少であり、花崗岩において最高級品に位置します。
美しさ、品質を備えた稀有な存在です。
庵治石は石目の細かさごとに、大きく3種類に分かれます。
細目(こまめ)・中細目(ちゅうこまめ)・中目(ちゅうめ)
さらに同じ細目でも採掘場ごとに細かさ・色の濃さ・斑の模様などが異なります。
詳しくは『庵治石 種類別一覧』をご覧ください。
「産地証明書」の発行
お客様に安心と業界の信頼のために、原石名、採石地、採石者、加工者、施工者などを明記した証明書を発行しています。
「産地証明書」には、原石名、採石地、採石者、加工者、施工者などが明記されています。
※「産地証明書」には日本石材産業協会発行のものと、採掘業者が独自で発行しているものがあります。
※「産地証明書」は「保証書」ではございません。
「庵治石 登録証」の発行
(「庵治石」は商標登録されています)
庵治石産地(庵治町・牟礼町)にある丁場(採石場)から採られた庵治石を使い、庵治石産地内で加工された『純正』な庵治石製品のみに「庵治石®」
登録証が発行されます。
※「庵治石」は地域団体商標登録されています。
香川県高松市の東に位置する牟礼町、庵治町は、南に五剣山(別名:八栗山)の霊峰がそびえ立ち、穏やかな瀬戸内の海に囲まれた町です。
五剣山と呼ばれる所以は、山上に五つの大きな峰が剣のように切り立っているためです。また、八栗山と呼ばれるのは、八合目に四国八十八ケ所霊場八十五番札所 「八栗寺」 があるためです。西から一の峰、二の峰と続き東端の五の峰は宝永(1707)の大地震で崩壊して平らになっています。
両町にまたがる五剣山の麓で、庵治石の採掘及び加工は行われています。庵治産地は採掘業者が約40社、加工業者が約220社あり、日本三大産地の一つに上げられています。「庵治石」に携わる石工たちは、1200年に及ぶ昔から山の恵みに手を合わせ、丁寧な作業により採石・加工しています。
地形について
牟礼町・庵治町の両町は「瀬戸内火山帯」に属し、新生代第三紀(2000万年前)頃にできたものです。この火山帯は紀伊半島を通り、小豆島、五剣山、屋島、五色台、飯山を経て九州まで続いています。
「讃岐岩質安山岩」の岩層は、その下にある凝灰岩や集塊岩からなる火山岩性たいせき岩、さらにその下にある、花崗岩、閃緑岩よりも風化浸食に強く、この安山岩質地帯が広範囲にあると屋島や五色台のような平らな形になり、狭く短いと切り立った五剣山のような形の山になるのです。
地質について
庵治石は地質学的に、中生代白亜紀頃約8000万年前に形成された花崗岩で、瀬戸内火山活動を迎えこの地方の花崗岩層に放射状の亀裂を生じたと考えられます。この亀裂が庵治石の岩盤に走る傷です。庵治石の丁場には他の石材産地に比べこの亀裂が多いと言われています。この地域は領家帯と呼ばれる地質構造区に属し平野部も瀬戸内海の島々も花崗岩でできています。
花崗岩は他の深成岩に比べるとその岩体自体が大きく、庵治、牟礼はもちろん、屋島も一つの花崗岩の岩でできているようにも見られおり、両町の地中深くの基盤は花崗岩でできています。
但し、場所によって花崗岩の粒子の大きさや色目が違い、「庵治石」として採掘されているのは細目と中目の良質なものが中心です。
神聖な丁場では、自然の恵みへの感謝と環境へ充分な配慮のうえ、採掘が行われています。
現在採掘している面積は大丁場地区において60万㎡中、約30%、採掘済みの体積は約25%であり(海抜0から考えた場合)、埋蔵量は非常に多く、今後も安定して供給できる体制をとっています。
採石場(丁場)
五剣山から西方向に伸びる尾根に境界があり、北側が庵治町、南側が牟礼町となっています。この境界付近の尾根を「女体山」と呼び、女体山を頂に西方向に「大丁場」、大丁場南側に「中丁場」、北側に「庵治山丁場」が広がっています。
また、牟礼町の久通りの「ときわ橋」から東方向に上がっていくと「野山丁場」があり、この丁場は五剣山の下方向に位置しほとんどが牟礼町の氏神である白羽神社の山林であり氏子によって採石されています。
東北地方から九州地方までの、多種多様な国産石種の取り扱いをおこなっております。
「出身地や所縁の地の石を使いたい」「色のついた石を使いたい」というお客様は、是非ご相談ください。
海外からの輸入も増え、石材の競争は厳しくなっています。
そんな現在においても、流通し続けている国産石材は、石質・供給力ともに優れ、選ばれ続ける“勝ち残った”石なのです。
日本の気候は高温多湿です。厳しい自然環境の中では経年変化に差が出ます。
国産石材は、日本の気候に適した石質を持っています。
海外の石材にはない耐久性があります。
国産材の加工は国内で行うことがほとんどなので、同じ価値観を持って加工されます。
また、生まれ育った故郷の石に包まれて眠ることができるという理由から、故郷の石を選ばれるお客様もいらっしゃいます。
弊社で取り扱っている石種は多数あります。それぞれの石種が属する岩石の種類によって、特徴があります。
安山岩(あんざんがん):お取り扱い石種|本小松石
太平洋の周囲にある火山帯で最も多く見られる火山岩です。
#火に強い #粘りがある #花崗岩と比べると柔らかい #濃い目の色
斑レイ岩(はんれいがん):お取り扱い石種|浮金石|能勢黒みかげ
糲(レイ)は黒米のことです。地殻下部で構成された岩石です。
#高いツヤが出る #黒い色 #キズに弱い #デリケートな石
閃緑岩(せんりょくがん):お取り扱い石種|備中青みかげ|天山みかげ
花崗岩に比べて黒っぽい鉱物が多く含まれます。角閃石が緑系に見えます。
#斑レイ岩と花崗岩の間の石
花崗岩(かこうがん):お取り扱い石種|庵治石|大島石|青木石|万成石 など多種類
メジャーな岩石です。同等サイズの鉱物が集まってできています。鉱物の粒の大きさや色で見た目のバリエーションが豊富にあります。
#硬い石 #摩耗に強い #火に弱い #深成岩の中では白っぽい
砂岩(さがん):お取り扱い石種|和泉砂岩
細かな砂が積もって固まった岩石です。
#細工にむいている #耐久性が低い
凝灰岩(ぎょうかいがん):お取り扱い石種|十和田石|白河石|大谷石
主に、噴出した火山灰などが堆積して固まった岩石です。
#火に強い #吸湿性に優れている #耐久性が低い
緑泥片岩(りょくでいへんがん):お取り扱い石種|伊予青石
緑泥石を多く含む片岩です。
#模様がきれい
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